第6回 環境ウォーキング
”まちを歩いて入間を知る”「五感を使って環境チェック!」
わが町の環境は良い?それとも……。
素敵な町づくりを目指して次の一歩を踏み出すためには、先ず入間の環境を知ること。さあ、健康づくりを兼ね、チェックシートを持って!ゴールの愛宕公園では芋煮会・交流会もあります。
今回は「みゆきバンド」の出演及び各コースの万歩数クイズを予定しています。
1. 日時 平成19年11月18日(日) 雨天中止
2. @ 入間川・霞川下流コース(5km) 9:00出発
     武道館 → 鍵山浄水場 → 笹井ダム → 合流地点 → 河原町 
     → 愛宕公園(ゴール)正午の予定

A 不老川下流まちなかコース(4km) 9:30出発
     藤沢公民館 → 不老川沿い → 大橋下流 → 健康福祉センター 
     → はなみずき通り → 愛宕公園(ゴール)正午の予定

B 加治丘陵コース(5.5km 健脚コース) 9:00出発
     文化創造アトリエ「アミーゴ」 → 八津池 → 東金子小学校 
     → 青少年活動センター → 高倉→ 愛宕公園(ゴール)正午の予定

*コースについては、状況により変更することがあります。
3. 定員 先着200名
4. 参加費 200円(当日徴収します)
5.

持ち物 筆記具・筆記ボード(A4)・お椀・、はし・敷物(必要に応じて、飲み物・弁当・雨具)

6. 主催 入間市環境町づくり会議
7.

申込み ご希望のコースをお選びの上、11月9日(金)までに、市役所環境課まで
TEL 2964−1111 内線1243

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平成16年11月20日(土)、“まちを歩いて入間を知る”「五感を使って環境チェック!」をテーマにとした「第3回環境ウォーキング」が、入間市環境まちづくり会議主催で、一般市民57名、役員・事務局21名、合計78名が参加して行われた。当日は、歩くには最適な晩秋の、目の覚めるような晴天に恵まれた。

 ウォーキングは次の5コース
 @老人福祉センターやまゆり荘を出発する「不老川上流コース」(約5.5km)
 A武道館を出発する「入間川・霞川下流コース」(約5km)
 B農村環境改善センターを出発する「霞川上流コース」(約5.5km)
 C藤沢公民館を出発する「不老川下流まちなかコース」(約4km)
 D文化創造アトリエ・アミーゴを出発する「加治丘陵コース」(約5.5km
それぞれの出発点に朝9時に集合(距離の短い「不老川下流まちなかコース」は10時)昨年と同様に、参加者がそれぞれ「五感を使った環境通信簿」のチェックシートを手に、ポイントごとにそれぞれの判断で環境診断を行った。各コースの川辺や丘陵の自然、水質、ゴミ、街並みや緑、道路状況などを見ながら環境チェックをして歩いた。
正午までには参加者全員がゴールの愛宕公園に到着し、入間市環境まちづくり会議の岡内会長、来賓の木下市長の挨拶のあと、各コースの担当者からコースごとの感想を聞いた。歩いたあとの心地よい汗をぬぐい、入間特産の里芋を使った芋煮を食べながら、各コースで見つけた環境の様子について情報交換するなど、様々な話で盛り上がった。(木内 勝司 記)
大森調整池では、埼玉県生態系保護協会の日比章子さんからカエルトンネルの話しや、8月末に行われる大森調整池まつりの紹介がありました。また、狭山湖と入間川をつなぐ緑の回廊として大森調整池は自然生態系のなかでは大きな役割を果たしているとの事でした。
大森調整池
不老川からは川をのぼり市民の森を抜けて第2ポイントの健康福祉センターでは、どんぐり林ワーキンググループの萩原浩二さんからの敷地林の利用や管理について自然との共生をどう図っていくのかを熱っぽく話されました。また、センターの庭のビオトープや屋上緑化など環境共生建築としての取り組みについては職員の方から説明を受けました。(池田 真幸 記)

爽やかに晴れ渡った晩秋の空の下、集合場所の入間市武道館には総勢13名の「環境ウォーカー」が集まりました。程なく第一チェックポイントの鍵山浄水場に到着し、木々の生い茂る「ふれあいサンクチュアリ」から入間川を臨み、周囲の環境を五感を使ってチェック。美しい風景か、いやな臭いはしないか、騒音は聞こえないかといった人間としての素朴な感覚を頼りに身近な環境を評価しました。所々にゴミが散見されるものの、川の水は想像以上にきれいで、全体として参加者の評価は良好でした。
霞川沿い
 

続いて、笹井ダムを入間市側から観察。豊かな水量を湛える入間川と霞川との合流地点までは、このコース最長の30分を越えるほぼ一直線の道程。汗ばむような日差しの中、参加者も上着を脱いだ軽装となって歩を進めました。この頃には初対面だったメンバーも次第に打ち解け、様々な話題に花を咲かせながらの和やかウォークとなりました。
大和橋では、「霞川をきれいにする会」の水村芳雄さんから、昭和20年の大水害を始めとする霞川にまつわる興味深いお話を伺いました。
せわしなく自動車が行き交う国道16号線から道一つ隔てただけで、水と緑に彩られた閑静な街路が続いていました。市街地の喧騒の中に現れた格好の散策路に驚きと悦びを感じながら、最後のチェックポイント・豊高橋を通過、予定の正午少し前にゴールの愛宕公園に到着しました。
数年来にわたる地域の人々の努力により、入間川・霞川ともに流れも周囲の環境も改善されているように感ぜられました。日頃の慌しい生活の中、見落としがちな自然に触れ、地域の環境に思いを致す貴重な秋の一日となりました。(新井 格 記)


出発点の農業環境改善センターから15分歩いて、大字花ノ木地区の霞川に到着。霞川はブロック護岸で固められた人工的河川ですが、河床は比較的多様で、瀬や淵、砂利川原や水際の湿性植物が繁茂しているところもあり、自然的な風情が感じられるところもあります。周囲を加治丘陵に囲まれており、茶畑の風景や大きなケヤキの木が点在する屋敷林もあり、ふるさとの懐かしい風景が見られます。
霞川

中神の橋は第一の環境調査ポイント。景色がきれいだかヘドロが多い、ビニール系のゴミが多いなどの診断。茶工場中島園付近の橋では、川の蛇行具合がよい、景色がよい、蔵の川のかたちが調和しているが、川が濁っているという診断でした。
清水橋では、霞川にはオイカワの稚魚と思われる群れが見られました。昨年もここでオイカワの群れが見られましたが、こうした元々霞川にいた稚魚が戻ってきているのはうれしいことです。
一二三橋では、水が濁っている、悪臭がするなど余りよい評判はありません。コンククリートだらけのまわりの殺伐とした風景も影響してか、今年も厳しい診断でした。
国道16号の橋から下流は、周辺の樹木や川の様子が自然的で、天気もよく、カルガモなども見られるのんびりとした風情にしばし憩いのひとときを過ごしました。
最後の診断ポイントとなった歩道橋のところでは、河岸の大きな樹木が川と一体化している、眺めがよいなど景観的にはよい診断でしたが、生活排水の混入でだんだん水質が悪くなってきているようでした。川岸の樹木など周辺の自然を保全するとともに水質改善の努力をしていく必要があると感じました。(木内 勝司 記)


このコースは距離が一番短く集合時間も他より一時間遅かったためか、COM電子さんからの団体での参加を含め総勢23名の老若男女豊な楽しい環境ウォーキングとなりました。藤沢公民館から出発し、不老川沿いの歩道を歩きながら3ケ所をポイントとしてチェックした所、思っていたよりも川がきれいでだったという感想が数多くありました。なかには、まだ臭いや泡、水辺の草の少なさが気になるため、更に水質改善の啓発を進めたほうが良いという感想もありました。
ビオトープ
 
不老川沿いを離れ、次のポイントの東町市民の森・東町小学校ビオトープでは、車や飛行機の騒音が少し気になるが、自然の香り、鳥の声を聴けてとても癒されたとの感想が殆どで、今後もこの様な場所を更に増やして、沢山の市民へ周知させて欲しいとの声がありました。
最後まで無事に楽しくウォーキングできましたが、役員2人だけだったため、少しハラハラさせてしまう場面がありちょっと反省です。(菅沼 満美 記)

仏子の文化創造アトリエ「アミーゴ」に18人が集合し、環境診断においては60%が視覚により決まるので「目をつぶって」の診断をお願いし、老若男女18人が元気よくコース走破をめざし9時15分に出発しました。
 
今年から牛沢「ホタルの生息地」をコースに加え、身近な自然保護活動の地を見学することが出来た楽しい環境ウォーキングであって、最終ランナーとして12時03分にゴールの愛宕公園に到着出来ました。
加治丘陵の自然を「先人から受け継ぎ、後世に引き継がなければ」と改めて体感したウォーキングでありました。(谷口 秀男 記)

■ 第3回環境ウォーキング・五感を使った環境通信簿・診断結果
コース名 診断ポイント 評価 診断結果 処方箋
@不老川上流 大森調整池 4〜5 自然が多い 地域パトロール
健康福祉センター 3〜5 環境と共生 環境に配慮
イオン入間店 4〜5 歩道に木の葉が多い 維持管理
はけ 2〜5 川底カワゾコさらい必要ヒツヨウ 定期的な清掃
六地蔵 1〜5 桜が切られて残念 桜の若芽を大事に
A入間川・霞川
  下流
サンクチュアリ 3〜5 前年よりよい状態 楽しめる公園に
笹井ダム 2〜4 ゴミある、水きれい 定期的な清掃
霞川 3〜5 ゴミ多少、水きれい 川を大切にしてゆきたい
河原町 3〜5 河川敷がきれい さらによい環境を
豊高橋 3〜5 水量が多くきれい 啓発
B霞川上流 中神の橋 2〜4 景気が良い、ゴミ 清掃
中島園付近橋 3〜4 川蛇行、景色良い 水辺への階段、遊歩道
清水橋 2〜4 桜並木、景色良い 護岸の緑化
一二三橋 2〜4 水が汚い 排水対策、景観改善
歩道橋 2〜4 河岸の樹木がよい 水質改善
C不老川下流
  まちなか
不老川 2〜4 水きれい、カモがいる 魚がすめるように
彩の森公園 2〜5 自然が多い ゴミ拾い
東町小学校 4〜5 ビオトープ取組よい 維持管理
D加治丘陵 グリーンロッジ 2〜4 ゴミが散乱 定期的な清掃
東金子小学校 4〜5 ビオトープがよい これからも続けてほしい
圏央道横断 1〜3 丘陵分断、騒音ガス 啓発、雑木林をつなぐ
牛沢 2〜5 湧水、ビオトープがよい いつまでも残してほしい

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